いしPのプロフィール
名前
いしP
資格
- 理学療法士
- JCCA公認アドバンスドトレーナー(ストレッチポールの資格です)
- 安眠インストラクター
経歴
2009 新潟医療福祉大学理学療法学科 卒業
2009 医療法人社団 真療会
2013 医療法人社団 青木整形外科
2015 医療法人社団 慶永会
2014.4〜 山梨県ライフル射撃協会 メディカルサポート担当
2020.1〜 TOTAL Workout 六本木店 リコンディショニング担当 業務委託
2020.8 東京神田整形外科クリニック 五十肩リハビリ治療責任者
(年間7500人以上の肩にお悩みを持つ方が通うクリニックです。)
2021.4 東京神田整形外科クリニック 理学療法士 主任
2023.7.6 肩自在 青山 オープン
2024.1 肩自在 新宿 オープン
学術実績
東京都理学療法士学会 筆頭演者 発表
第45回肩関節学会第15回肩の運動機能研究会 筆頭演者 発表
専門
ストレッチポールを用いたエクササイズ指導、治療
肩関節全般(五十肩、肩こり)
姿勢 歩行
ご挨拶
ここまでご覧いただきありがとうございます。
私がどうして肩にフォーカスした整体を開くことになったのかをまとめたので、ぜひご覧いただければと存じます。
2019年の3月末のまだ肌寒い季節のことです。
「リハビリで来月までになんとか肩が上がるようになりませんか!」
病院に駆け込んで、早々に私に訴えてきた1人の患者さんがいました。
そんなに焦って一体何があったのか詳しく話を聞くと、
「実は骨折して手術をして、担当医からは自分で動かすように言われているんですが、全然よくならずとても困っています。
来月から自分の美容室を開業するのに間に合わないと本当に困るんです。」
と、とても辛辣な様子で話してくれました。
さらに詳しく話を聞くと、その方は奥さんと小さな赤ん坊含む3人の子供を持つお父さんでした。
「もし自分が働けなくなったら、家庭が回らなくなってしまうんです。」
まるでマンガのように青い顔をして心底落胆した様子でした。
肩が動かないことで、仕事も家庭も成り立たなくなってしまう。
自分も社会の一員として、この辛さや不安にはとても共感できました。
この問題を解決することは私の理学療法士経験年数10年(当時)の中で、1番の重大なミッションだと感じて奮い立ちました。
その日に体の状態をチェックし、リハビリの段取りを組み、目安のゴール時期を設定しました。
肩の手術後に3ヶ月以上リハビリせず、動かさずの状態というのは正直とても悪いコンディションで、期日までに間に合わせるには奇跡的な改善が必要でした。
しかし、決められた期日までに働けないと仕事も家庭も回らないという事実は揺るぎません。
ですので私は、
「美容室の開院時には絶対不自由なく仕事ができる状態にします!」
と無理やりに約束しました。
根性論と否定する方もいると思いますが、こうすれば絶対に間に合わすしかないからです。
それからは日々、リハビリの目標を淡々とクリアしていく毎日でした。
通院が難しい日にはホームエクササイズも事前に打合せ、しっかりと実行していただきました。
そして美容室のオープンの日-
奇跡的に頭の上まで腕は上げられるようになり、カットの複雑な姿勢も取れるようになった姿がそこにはありました。
無事に復帰でき、美容室もオープンできたことで何度もお礼を言われ、とても感謝してもらえたのを覚えています。
私自身もとても嬉しく、心に残る出来事でした。
これが私が肩の治療に一生従事していくんだ!と決めたきっかけです!
人のできなくなってしまったこと、やれなくなってしまったことを私の治療で再び復帰できるようにする。
そもそも、このようなトラブルが起きないように危機回避ができる。
これができたら今よりももっと素晴らしい人生になると思うのです。
その人は今でも肩には何の問題もなく、美容師を続け、3人の子供のお父さんとしても日々奮起し、
そして、実は私の担当美容師としても活躍しています。
トップ画の写真もカットの当日に撮影しました!
この感動を治療を通してもっとたくさんの方に感謝され、信頼をいただきたいと思い、日々肩の情報発信や治療を行っています。
- あなたの思うように肩を自在に使えるようになってほしい。
- 全員が肩を自在に動かせて肩のトラブルに悩む人をゼロにしたい。
これが私の肩自在を開始した思いです。
肩自在のミッション
「肩を自在に動かし、好きなことを続けられる」
肩の治療に取り組んできた経験、知見を活かしあなたの肩が自在に動かせるよう努めます。
肩の悩みがなく、自在に動かせれば好きなこと、やりがいを継続することができます!
そんな人々が世の中たくさん溢れたら、とても前向きで素晴らしい社会になると本気で考えています!
肩自在ブログ設立の目的について
肩は体の関節の中でもトップクラスに複雑で、治療も難解です。
それにも関わらず、肩をより簡単に説明したり、疑問に答えているブログが少ないと感じたことが肩自在ブログ設立の目的になります。
ではなぜ肩関節が複雑で、治療も難解なのかその理由を詳しくご説明します。
肩というのは主に上腕が肩甲骨、鎖骨に収まってその間を筋肉や靭帯などの組織とくっついて構成されています。
他の関節と大きく異なるのは、関節の可動範囲がとても大きいということです。
例えばご自身の指、第一、第二関節を曲げ伸ばししてみてください。
曲げ伸ばしはできますが、捻ったり、斜めに傾けたりすることは難しいですよね。
肩の場合は、前後左右、捻って後ろに回したり、斜め横に手を伸ばしたり、自在に行うことができます。
このルーツをたどると、進化の過程で四足歩行から二足歩行になるする際に、自由になった前足が発達したものが、私たちの腕、肩です。
先人たちはこの腕、肩を自由に使えることで、木の上の高いものを取ったり、石を投げて狩猟できるようになりました。
このように肩関節は大きな可動範囲を持つことに加え、さらに現代ではMLBの大谷翔平選手しかりボールを160km/hで投げるというのも決して珍しく無くなっています。
肩関節は大きな可動範囲(柔軟性)を持ち、大きなパワー(剛性)も発揮できるということです。
本来は可動範囲と、パワーの関係は相反します。
ですが、肩だけは大きな可動範囲(柔軟性)と大きなパワー(剛性)という矛盾した二つの特性を持っています。
この矛盾を兼ね備えた関節は他にはありません。
これは決していいことばかりではありません。
肩に大きな可動範囲があるということは、少しずれたりするだけでも脱臼するリスクがあります。
肩関節脱臼は関節脱臼のうち約半分を占める
と言われていることからも、いかに不安定であるかがわかります。
不安定に加えてパワーが発揮できるとなると、肩関節には容易にトラブルが生じやすいことがイメージできるでしょう。
また、大きな可動範囲(柔軟性)と大きなパワー(剛性)の矛盾する二つを兼ね備えているということは制御系がとても複雑です。
その複雑さ故、一度損傷を受けると狂った制御系を元に戻すのはとても難しいのも肩関節の特徴と言えます。
どこかを痛めれば、その組織をかばい、逆に全く使えなくなってしまう筋肉があり、損傷部位以外にも広範囲に影響を起こします。
これによって肩の運動は大きく阻害され、絡まった糸を解くかの如く難しく、複雑な症状となってしまうのです。
これに加え、持病の有無や個体差、生活習慣・仕事環境、心因性ストレスなど様々な影響を受けて、肩のトラブルが発生すると考えられています。
長くなりましたが、これだけ複雑な肩関節を、わかりやすく簡単に説明するなど、途方もなく難しいことがわかっていただけたのではないでしょうか。
有識者ですらわかっていないこともたくさんある中で、一介の理学療法士がそれをやろうというのは難しいだろう。
そのご意見も承知の上です。
ただ今この時にも悩んでいる人は、間違いなくたくさんいて、その方達を解決に導いてあげられない状況は一人の治療者としてとてももどかしく、そして何より辛いです。
難しいからやらない。
できない。
言うことはとても簡単です。
「だったらいしPがやろうじゃないか。」
肩の治療に長年従事し、五十肩の治療責任者にまで抜擢された、知識、経験をより活かすなら、ブログにして悩める多くの人を助けたい。
それが肩自在ブログ開設の思いです!
実際に治療を受けてみたい方はこちらをご覧ください。