- SIRVAの治療を東京で探しているけど病院の何科を受診すればいいの?
- ワクチン接種をするとどうしてSIRVAになるの?
- SIRVAってどんな症状?
- SIRVAの治療費は保険適応?
この記事では、SIRVAの治療を東京でお探しの方向けに、SIRVAの症状がでたときに病院の何科に受診すればいいのか詳しく解説します。
また、ワクチン接種とSIRVAの症状の関係性や、SIRVAの治療費は保険適応になるのか?
についても理学療法士として実際に治療した経験に基づきお答えいたしますので、詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください!
筆者:いしP
理学療法士を15年、年間7500人以上の肩のトラブルを抱えた人が来院する整形外科で、五十肩リハビリ治療責任者として在籍中しています。
実際に治療を受けてみたい方はこちらから
Instagramもご覧いただけるとより深く肩のトラブルが理解しやすいですよ♪
SIRVA治療を東京で受けるなら何科に行けばいい?
SIRVA治療を東京で受けるなら何科に行けばいい?についてお話しいたします。
東京でSIRVAの診察や治療を受けたい場合は、はやめに病院の整形外科を受診しましょう。
また、厚生労働省のHPでは、東京の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応への対応について詳しく記載されていますので、そちらも参考にしてみてください!
参考:東京都のワクチンの副反応への対応について
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/coronavaccine/side_reaction_system.html
筋肉注射を接種した後に肩の痛みが2週間以上続いたり、肩の可動域が悪くなったりした場合はSIRVAになっている可能性が考えられるでしょう。
整形外科では、臨床症状や、施設によっては超音波エコーやMRIを用いて症状がSIRVAにあてはまるかどうかを診断し、必要な治療を選択します。
SIRVAと診断された場合は、炎症を抑えるためのステロイド注射や、肩関節の可動域を伸ばすためのリハビリテーションを行います。
また東京の病院のなかには、自由診療にはなるのですがカテーテル治療(もやもや血管に対する治療)ができるところもあります!
SIRVAの症状がでたときに何科に行けばいいか悩まれているようなら、整形外科を受診するといいでしょう。
SIRVAとはそもそもどんな症状
SIRVAとはそもそもどんな症状なのかお話しいたします。
SIRVAの症状は、筋肉注射によるワクチン接種のときに、ワクチン注射の誤接種で生じると言われています。
そして五十肩と、ワクチン接種後の副反応症状はよく似ています。
どちらも初期には炎症による
- 痛み
- 腫脹
- 熱感
- 発赤
症状があり、その後は拘縮期に移行し、肩の可動域制限を伴うケースが多いです。
症状を理解したら、次はSIRVAがなぜ起こるのかそのメカニズムやSIRVAとワクチン接種の関係についてご説明します。
SIRVAとワクチン接種の関係
SIRVAとワクチン接種の関係性について解説します。
こちらの論文では
“SIRVAは筋肉注射によるワクチン接種のときに、三角筋(肩に付着している筋肉)の深い部位にある三角筋下滑液包にワクチンが誤って注入されることで生じる”
仲西康顕,他:ワクチンの筋肉注射手技の国内における問題点:末梢神経損傷およびSIRVAについて.中部整災誌,64,1-9,2021.
と述べられています。
三角筋下滑液包は、液体(滑液)が入ったクッションのようなもので、肩関節の動きをなめらかにする役割をもっています。
*図の水色部分です。
三角筋下滑液包にワクチンを誤注入すると、炎症が起きて肩関節のまわりに痛みが生じます。
それによって、腕をあげたり後ろに回したりする動作が難しくなるわけです。
また、筋肉注射のときは腋窩神経(腕を横に広げる動作を支配する神経)も避けなければならないので、誤って注射をしてしまう可能性も否めません。
先ほどの論文内の対処法として腕を下垂した注射姿勢が推奨されています。
*Aが推奨姿勢でBが腋窩神経への誤接種のリスクが高い姿勢
また海外の論文でも、SIRVAとワクチン接種の関係性は以下のように述べられています。
“新型コロナウイルスのワクチン接種は、SIRVAにかかる重大な原因とみなされるべきである”
Jessica R. Bass, Gregory A. Poland: Shoulder injury related to vaccine administration (SIRVA) after COVID-19 vaccination. Vaccine. 40(34) 4964–4971,2022.
筋肉注射によるワクチンの誤った姿勢での接種が、SIRVAの症状につながる可能性があるのを知っておきましょう!
SIRVAと五十肩の違いは?
SIRVAと五十肩の違いについて説明いたします。
結論からいうと、SIRVAは五十肩と症状が似ていますが、原因がはっきりしている点が異なります。
五十肩は肩の痛みや可動域の制限を生じさせる疾患です。
肩関節まわりのさまざまな軟部組織が変性しているのが特徴で、SIRVAと同じように三角筋下滑液包に炎症が生じるケースもあります。
広義ではSIRVAも五十肩と言えるかとは思えますが、ワクチン接種の後に肩の症状がでている場合は、SIRVAという認識で良いかと思います。
しかし、SIRVAの症状をそのまま放置しておくと、五十肩に移行する可能性があります。
五十肩は悪化すると、肩関節の可動域の拘縮につながる他、痛みによって不眠になる可能性もでてきます。
肩の痛みで眠れない時の対策はこちら!
>>肩が痛くて眠れない時の原因は?ズキズキする痛みは寝方で対処する!
そのため、五十肩に移行しないためにも、SIRVAの症状を放っておくのはよくありません。
早期にリハビリテーションなどの適切な治療を受けて、症状が悪化しないようにしましょう!
では実際にリハビリテーションを受けるときは保険適応なのか?
自費の場合は治療費がいくらなのか気になりますよね?
次はそのご説明をさせていただきます。
SIRVA治療は保険適応?
SIRVA治療は保険適応になるのでしょうか。
SIRVA治療で注射やリハビリテーションは保険適応になります。
しかし、一部の肩のもやもや血管に対するカテーテル治療は自費になります。
保険と自費で、SIRVAの治療費がいくらになるのか詳しく解説いたします!
SIRVA治療の治療費は?
SIRVA治療の治療費は保険診療ですと、初診で診察、レントゲン、注射、リハビリなどでおおむね
5,000円程度かかります。
自費のカテーテル治療ですと、都内の有名クリニックでは、
約300,000円となっています。
その価格差は約60倍です。
ちなみにいしPはSIRVAのリハビリ経験が複数回ございます。
東京でリハビリ先をお探しの場合はぜひいしPにお声がけくださいね!
予約はこちらから。
また、厚生労働省のHPでは、新型コロナワクチン接種後の副反応による健康被害が起きた場合の保証について説明が載っています。
SIRVAの症状の重さによっては、健康被害の救済制度に当てはまるかもしれません。
SIRVAの治療費に悩まれている方は、こちらもオススメです!
参考:新型コロナワクチンQ&A
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0003.html
SIRVAの治療を東京でお探しの方へ保険適応や治療費は? まとめ
SIRVAの治療を東京でお探しの方へ保険適応や治療費は?をまとめます。
- SIRVAの治療を東京でお探しの方は病院の整形外科を受診しましょう。
- SIRVAはワクチンによる筋肉注射のときに、三角筋下滑液包に誤接種されることで起きる症状です。
- SIRVAは五十肩と症状が似ていますが、原因がはっきりしている点が異なります。
- SIRVAの保険診療は初診で5000円程度、自費のカテーテル治療は300000円程度になります。
以上、SIRVAの治療を東京でお探しの方へ保険適応や治療費は?でした!
筆者:いしP
理学療法士を15年、年間7500人以上の肩のトラブルを抱えた人が来院する整形外科で、五十肩リハビリ治療責任者として在籍しています。
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Instagramもご覧いただけるとより深く肩のトラブルが理解しやすいですよ♪
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